1.体を温める食材とは2.体を温める料理の工夫


冬野菜や水分の少ない野菜、ナトリウムを多く含む食材は体を温め、夏野菜や水分・カリウムの多い野菜は体を冷やす働きがあるようです。
  体を温めるからとレバーや魚卵を偏って食べていては、血液中のリンが上がってしまいます。体を冷やすから食べてはいけない、と考えてしまうと栄養バランスが偏ってしまうので 食べ方や調理方法を変えてみましょう。栄養を過不足なく摂ることが一番大切です。
体を冷やす生野菜サラダでも、スープや温野菜にして食べることで 冷えをなくすこともできるのです。したがって、“温めて食べる”が基本となりますが、“煮物”特におでんやシチュー、鍋などに偏ると塩分や水分の摂りすぎにも繋がります。ゆでる、焼く、炒めるなどしたものを温かいうちに食べるように心がけましょう。透析の場合、茹でこぼして調理することでカリウム制限にも繋がります。
  また毎日の食事に、体を温める食材をプラスしてもよいのです。汁物に生姜やネギを足す、炒め物にはにんにくやこしょうを利用し、煮物には酒、和え物にはくるみやわさびやからしを加えるだけでも、十分に効果があります。この少しの工夫が、冷えからくるからだの不調を改善するきっかけとなります。 寒い季節の体を温める対策にはまず、これらの工夫を取り入れながらも3食偏らず食事をし、入浴やマッサージ、適度な全身運動などで決行を良くするように心がけてみてください。